ノートパソコンを選ぶ理由はいくつかあるが、最近よく言われているのが、低消費電力で、コンパクトなこと。
確かに、大きなミドルタワー型などの自作デスクトップパソコンや、モニター一体型のテレビ機能搭載パソコンよりはるかに小さいし、消費電力も数分の一。
しかし、最近ではノートパソコンより設置面積が小さく、スリム型のデスクトップパソコンのバリエーションも増え、ノートパソコンと同じ部品を使い低消費電力にしたものも多数出ている。
つまり、ノートパソコンだけが低消費電力でコンパクトだった時代はもう終わっている。
ノートパソコンの最大の特徴は、バッテリ駆動ができる持ち運びのできるパソコンという点だ。
ノートパソコンは、バッテリーで動かすこともあり低消費電力だ。製品によっても異なるが、通常使用時の消費電力は20Wから50W程度だ。
つまり、ノートパソコンは低消費電力だが、これからは規制の対象にもなりそうな白熱電球ほどの消費電力がある。知っての通り電球はさわるとやけどするほどの発熱があるが、ノートパソコンも同じように発熱がある。
これを冷却するために冷却用のファンなどが入っているが、最近のノートパソコンはよりスリムな筐体にするために、筐体の熱は年々高くなり、無理が生じているように個人的には感じている。
特に、パームレスト部分が熱いと、キーボード入力しているだけでもストレスがたまる。
一方、キーボードが本体から分離し、キーボード自体の電子回路は非常にコンパクトなものだと発熱自体がないため、キーボード操作は快適だ。また、キーボード自体を好きなものに交換することも気軽にできる。
ノートパソコン用の部品は小型で低消費電力になるように作られている。最近ではこの特性を利用し、小型のデスクトップパソコンにノートパソコンの部品を使うことが広がっている。
アップルのiMacはノートパソコンの部品を使っているが、主要部品の一部はデスクトップパソコンのパフォーマンスが高いものを使い、コストパフォーマンスと性能のバランスをとったものになっている。
そんなこともあり、消費電力は比較的高いが、コストとのバランスでは悪くない選択になる代表機種だ。
一方、ほぼノートパソコンの部品で構成された製品が、NECのVALUESTAR Nと富士通のFMV-DESKPOWER Fだ。
想定した利用シーンが若干異なり、液晶サイズなどが違うが、それぞれの消費電力はVALUESTAR Nは40W前後、FMV-DESKPOWER Fは26Wとなりノートパソコンとほぼ同じとなっている。
通常のデスクトップパソコンは100W以上で、モニタも入れた平均的な消費電力は200W程度になる。高性能なビデオカードを複数枚差し、HDDも複数、クアッドコアなどの構成にすると500W以上の電源を使用し、通常使用時でも300Wなどになってしまう。
ノートパソコンはそれに比較すると、パフォーマンスは落ちるが十分の一程度の消費電力となる。
ただし、DELLのXPS M1730のようにパフォーマンスを高くし、100W以上の消費電力となるようなノートパソコンも存在する。
ノートパソコンはコンパクトなサイズだが、これを机の上に置くためにはそこそこの面積が必要となる。パソコンを設置する底面積のことをフットプリントなどと表現するが、最近多い15.4型ワイド液晶搭載のA4ノートパソコンの場合、紙のA4サイズと同じ面積で収まるわけがなく、B4の紙と同程度の面積が必要となる。
さらに、電源コードやUSBなどようの余裕が必要だし、光学ドライブが横で取り出す方式の場合、どうしても横に余裕が必要になる。
一方、前述のFMV-DESKPOWER Fは液晶モニターとほぼ同じ構造をしており、設置面積自体は非常にコンパクトにできる。もちろん、液晶を置くだけの幅と高さは必要になるが、机の上が様々なもので埋まっているような環境でも設置が可能だ。
ノートパソコンは、設置面積はともかく液晶と本体が一体型になっており、大きさや重さ、バッテリ駆動時間はともかく、本体さえあればどこでも持ち運んで利用できる。
使うときだけ出して、使い終わったらしまうという使い方もあるようだが、電源があり、ACアダプタも持ち歩けば、どこにでも持ち運び可能だ。
